初投稿は函館市の有名な建物。

北海道は函館市。私、すぎのはらが生まれてからずっと住んでいる街です。

本ブログでは、函館の街について皆様にぜひとも知ってほしい、見てほしいことを投稿していきたいと思います。どうぞよろしくお願いします・・・!


◇最も函館らしい建物と言えば、公式観光サイト『函館市公式観光情報はこぶら』にもあるように『上下和洋折衷住宅』でしょう。

一階が和風、二階が洋風に設計された木造二階建ての住宅が「上下和洋折衷」様式と言われます。江戸時代、ペリー来航による開港とともに栄えた西部地区には、函館独特の和洋折衷住宅が数多く見られます。伝統的な和風建築や、旧函館区公会堂・教会群などの洋風建築とも溶け込み、特色ある街並みとなっています。

◇開港したとはいえど函館の輸出入額はわずかなもので、外国商人はより大きなマーケットを求めて横浜や神戸を目指し、函館を去り始めます。

苦労して洋風建築技術を習得した函館の大工さんたちは、洋館を建てる機会が減少してしまうという事態に焦りを隠せません。そこで、当時財力があった海産商を中心に、店舗・住宅の建築に洋風の様式を取り入れることを強く勧めます。

当時の函館の商人は、諸外国と不利な商取引を強いられていました。長年の悲願である対等の取引を行うためにも、馴染んだ和風の生活様式を守りつつ、洋風を意識した店舗・住宅で“対等な立場”を強烈に誇示する必要があると考えたのだそうです。

上が洋風で、下が和風なのは、海からやってくる外国船に遠くからでも洋風建築を魅せるために、このような順番になっているのではないかと私は考えています。

下一枚目:茶房旧茶屋亭(末広町14-27)・明治末期建築

下二枚目:バルレストラン ラ・コンチャ(末広町14-6)・大正6年建築

参考サイト

函館市公式観光情報はこぶら https://www.hakobura.jp/

すぎのはらの函ねこ探索記

私が残したいと思う場所を。函館市内の野良猫出現スポットの探索日記。函館の魅力発信のために地域住民しか知りえないようなお話をブログ内で投稿します。

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